
前回は、愛車のトヨタ iQで『上抜き名人 ちぇんじくん TYPE2』を使ってオイル交換をしてみました。結果としては手軽に作業できる反面、抜けるオイルの量が少し気になる結果に。まだ読んでいない方は、前回のトヨタ iQでの検証記事もぜひご覧くださいね。今回の記事とあわせて読むと、クルマとビッグスクーターでどんな違いがあるのか比較しやすいと思います。


そんなわけで今回は、「クルマだけじゃなく、ビッグスクーターではどうなん?」ということで、うちの相方の愛車、ヤマハ XMAXで検証してみようと思います。
スクーターはエンジンのレイアウトも違いますし、上抜きとの相性も気になるところですよね。果たしてどんな結果になるのか。それでは、早速作業開始です。
今回使用するヤマハ XMAXは、うちの相方のメインマシン。いつも小物入れにおやつを満載して、ツーリングで大活躍しています(笑)。
まずは車体をセンタースタンドで立ててエンジンを始動。アイドリングで3分ほど暖機し、エンジンオイルを温めましょう。オイルが温まると粘度が下がり、スムーズに抜けやすくなります。
ここで、最近の電子制御式スクーターについてひとつ注意点があります。
センタースタンドを立てたままスロットルを開けて後輪を空転させると、各種センサーが異常と判断し、警告灯の点灯や警告表示につながることがあります。
暖機はアイドリングだけで十分です。点検など必要な場合を除き、センタースタンドを立てたまま不用意にスロットルを開けるのは避けた方が安心ですよ。
そして、『ちぇんじくん』の登場です。

オイルフィラーキャップを開けて、吸引チューブを差し込もうとしたのですが。。。。。

いきなりですが、ここで結論です。
『上抜き名人 ちぇんじくん TYPE2』では、ヤマハ XMAXのオイル交換はできませんでした。はい。
ここからは、その理由を詳しく説明していきます。

まず、これがフィラーキャップを外したオイル注入口の拡大写真です。
奥にオレンジ色のコイルみたいなものが見えますよね。
「ん? なにこれ? チューブ入れへんやん。」
そこでヤマハのパーツ検索ページで調べてみたところ、オイル注入口のすぐ下にはジェネレーターがあり、正確にはジェネレーターカバーの上にオイル注入口があるという構造になっていました。つまり、この注入口から吸引チューブを奥まで差し込むことはできません。これが『上抜き名人 ちぇんじくん TYPE2』でヤマハ XMAXのオイル交換ができなかった理由です。
まぁ、無理なものは仕方ありません(笑)。
オイル交換の準備はもう済んでいるので、このあとは気持ちを切り替えて、下抜きでオイル交換を進めていきます。ます。はい。

車体左側のセンタースタンド後方、車体番号が刻印されている場所のすぐ下にあるのが、エンジンオイルのドレンボルトです。
なお、掲載している写真の車体番号は、防犯上の理由から画像加工で見えないようにしています。

12mmのソケットを使ってドレンボルトを緩めます。暖機直後のエンジンオイルは高温になっているので、やけどには十分注意してくださいね。
毎度のことですが、ここでオイルの中にアルミガスケットをポチャン(笑)。あとでちゃんと回収しておきます。あとは気が済むまで、のんびりオイルが抜けるのを待ちましょう

せっかくなので、ここで『上抜き名人 ちぇんじくん TYPE2』の出番です。
本来は上抜きには使えませんでしたが、今回は下抜きで排出したエンジンオイルを吸い上げてみます。というのも、『ちぇんじくん TYPE2』のタンクには目盛りが付いているので、抜けたオイルの量を測るのにちょうどいいんですよね。
実際に吸い上げてみると、抜けたエンジンオイルは約1リットルでした。
サービスマニュアルでは、オイルフィルターを交換しない場合のオイル量は1.5リットルとなっています。それを考えると、下抜きで約1リットルというのはちょっと少なすぎるような気もします。もともと入っていたオイル量が少なかったのでしょうか? ちょっと気になる結果になりました。

回収しておいたアルミガスケットを忘れずに取り付け、ドレンボルトを元に戻します。最後はトルクレンチを使って規定トルクの20N・mで締め付けましょう。
本来、アルミガスケットは再使用不可の部品ですが、今回は傷みや変形が見られなかったので、そのまま再使用しました。もちろん新品に交換するのが基本ですので、このあたりは自己責任ということでお願いします(笑)。

今回使用するオイルは、ヤマハ純正 ヤマルーブ ブルー SC 10W-40 MBです。
まずはオイルジョッキで量を測り、1リットル注入します。続いて約300mLを追加したら、オイルフィラーキャップを締めてエンジンを始動。数分間アイドリングしたあとエンジンを停止し、さらに数分待ってオイルを落ち着かせます。その後、オイルチェック窓を確認しながら少しずつオイルを補充していきます。

油面がチェック窓の上限線と下限線のちょうど中間あたりになれば、オイル交換作業は完了です。
最後に、抜き取った廃油は各自治体のルールに従って適切に処分してくださいね。
これでヤマハ XMAXのエンジンオイル交換は完了です。お疲れさまでした!

さいごに
今回は、自分の下調べ不足もあって、『上抜き名人 ちぇんじくん TYPE2』を使ったヤマハ XMAXのオイル交換は、残念ながら企画倒れという結果になってしまいました。
まだまだ勉強不足だなぁ…と反省です(笑)。
とはいえ、急きょ下抜きでのオイル交換記事になりましたが、XMAXのオイル交換をこれから行う方や、「ちぇんじくん」で上抜きできるのかな?と気になっていた方の参考になればうれしいです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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