
今回は、オイル交換用のオイルチェンジャー「上抜き名人 ちぇんじくん TYPE2」を買ってみました。購入したのは改良版のTYPE2。細かな部分がいろいろ改善されているみたいです。価格はAmazonで6,180円でした。これまではドレンボルトを外す「下抜き」でオイル交換をしていましたが、これが意外と手間がかかって。車体の下に潜り込んだり、廃油の処理に気を遣ったりと、毎回少し億劫になる作業だったので、今回は一度「上抜き」でのオイル交換をやってみようと思って買ったのです。はい。上抜きが本当に手軽なのか。吸い残しはないのか。実際に使って、使い勝手をレポートしていきますね。

それでは早速、Amazonから届いた箱を開封していきますね。まず蓋を開けると、ポンプ本体とオレンジ色のノズルが入っていました。

更に仕切りを開けると、白いタンクが入っています。

中に入っていたのは、説明書、ポンプ、タンク本体、排出用ノズル、チューブでした。中身の確認もできたので、それではクルマのところへ移動して作業開始です!

そんなわけでクルマのところまでやってきました、はい。愛車の『トヨタ iQ』(KGJ10)です。2008年式で、もう23万キロほど走っています。
ここで軽くトヨタ iQについて説明しておきますね。トヨタ iQ(KGJ10)って、ぱっと見は「え、こんなに短くて大丈夫なん?」ってなるクルマなんですが、そこがこのクルマの良いところ。超コンパクトなのに、一応4人乗り。ちょっと無理がありますが(笑)。街中ではCVTとの相性も良くスムーズに走るし、ワインディングではこんなにホイールベースが短いのに安定したハンドリングを見せてくれます。パワーはありませんけどね、はい。しかしながら、当時の販売価格が高かったせいか販売はあまり伸びず、大ヒットしたわけではありません。トヨタの失敗作なんて言われることもありますが、逆にその尖り方が今見ると面白い。実用車としてはちょっとクセが強すぎるけれど、クルマ好きなら「こういうのも嫌いじゃない」と言いたくなる、そんな一台です。そんなわけでiQは、派手さはないけど妙に記憶に残るクルマ。数字だけでは測れない魅力があって、一部で名車扱いされるのも、なんとなく分かる気がします。

今回使うオイルは、AZ(エーゼット)の「CEB-002 5W-30 SP CIRCUIT」です。Amazonで5,500円でした。この価格で100%化学合成油(VHVIベース)を採用し、API SP / ILSAC GF-6A相当の規格に対応した4輪用エンジンオイル。街乗りはもちろん、長距離ドライブや少し負荷のかかる走りまで幅広く使える仕様になっているらしいです。商品名に「CIRCUIT」と付いているのでスポーツ走行向けのイメージがありますが、サーキット専用というわけではなく、普段使いにも十分使えるオイルみたいですね。ちなみにAZは大阪に本社を置くメーカーで、潤滑油やケミカル製品を数多く販売しています。基本的にネット販売ですが、価格もめっちゃリーズナブルなので、DIYでメンテナンスをする人にはおなじみのメーカーではないでしょうか。

ポンプとチューブを本体のタンクに組み付けて、『ちぇんじくん』の完成!
次はエンジンをかけて3分ほどアイドリングをします。オイルを温めて柔らかくし、抜けやすくするためです。ただし、あまり高温になるまで温めないようにと説明書に書いてありました。

じゃーん、ボンネットを開けると1KR-FE型エンジンです。3気筒DOHCでダイハツが開発・製造を担当した3気筒DOHC1000CCのエンジンで、最高出力は68PS/6000rpm。パッソなんかも同じエンジンを搭載していますが、iQは超コンパクトに設計されているため、ミッションは完全に別物です。
それにしてもちょっと汚くてスミマセン(笑)。今度、掃除しときます。はい💦

それでは作業を進めていきますね。
まずは、エンジン左側のフィラーキャップ(「ENGINE OIL」と書いてあるキャップ)の下に見える、黄色いエンジンオイルのレベルゲージを引き抜きます。
ついでにこの時にフィラーキャップも外しておくと、エンジン内に空気が入りやすくなるので、オイルも抜けやすくなると思います。(下抜きの時もこの方がオイルが抜けやすいですからね。)
ちなみに、レベルゲージはあとでまた使うので、オイルで汚れない場所に置いておくと安心ですよ。

引き抜いたエンジンオイルのレベルゲージを使って、『ちぇんじくん』のチューブに付いているストッパーの位置を合わせます。
写真のように、ストッパーをレベルゲージの付け根に合わせればOKです。ストッパーはゴム製なので、指で引っ張るだけで簡単に位置を調整できました。こうしておくことで、チューブを差し込む深さの目安になります。

ストッパーの位置が決まったら、エンジンオイルのレベルゲージを引き抜いた穴へ、『ちぇんじくん』のチューブをストッパーの位置まで差し込んでいきます。特に力は必要なく、ゆっくり入れていけば大丈夫でした。

チューブが差し込めたら、ここからポンプでエンジンオイルを吸い上げていきます。赤いレバーを手で持ち、両足は本体タンク横のプレートに乗せて、しっかり固定します。
あとは赤いレバーを何度かポンピングするだけ。レバーを上に引くときに少し力が必要ですが、この動作でタンク内の空気を抜いて負圧を作り、エンジンオイルを吸い上げる仕組みになっています。あとはオイルが吸い上がるのを待つだけです。

数回ポンピングすると、オイルが抜け始めました。
……が、思ったほど勢いよく抜けてきません。ん?
ちょっと考えてチューブを少し引き抜く方向へ動かしてみると、オイルがダーッと抜けてきました。
どうやらチューブを差し込む位置があるみたいなので、抜けが悪いときは少しずつ位置を変えてみると良さそうです。
オイルがタンクに溜まって負圧が弱くなると、オイルの抜けも悪くなってくるので、その都度ポンピングを繰り返します。
そんなことをしているうちに、ほぼオイルが上がらなくなってきます。
あともうちょっと。ここでもう一度チューブの位置を少し変えてポンピングすると、オイルパンに残っていたオイルがまた少しだけ抜けてきました。
ここから先は人によって違うと思いますが、あとは気が済むまでオイルを抜き取ってください(笑)。ちなみに自分の場合は、無理にチューブを奥まで押し込むより、少しずつ位置を変えながらポンピングしました。

これがタンクに溜まったエンジンオイルです。抜けた量は2リットルちょっとでした。
トヨタ iQの場合、オイルフィルターを交換しないときの規定量は2.9リットルと説明書に書いてあります。もともと入っていたオイル量にもよりますが、計算上はそれなりの量がエンジン内に残っていることになります。
うーん、なんだか悩ましい結果になってきましたね(笑)。
この抜け量で良しとするか、それともやっぱり下抜きの方がいいのか……。ここは人それぞれの考え方になりそうですし、クルマの種類によっても抜ける量は変わってくると思います。
自分としては、上抜きはとにかく手軽で簡単というのが大きなメリットでした。
もし毎回3分の2程度しか交換できないとしても、その分オイル交換のサイクルを少し短くすれば、普段使いなら十分アリかなというのが今の感想です。もちろん、できるだけ古いオイルを抜き切りたいという人は、従来どおり下抜きの方が安心かもしれませんね。
あとは『ちぇんじくん』を取り外し、抜けたオイルと同じ量の新しいオイルをエンジンに入れます。フィラーキャップを締めたら3分ほどアイドリングを行い、エンジンを停止。その後、3分ほど待ってからレベルゲージでオイル量を確認します。オイルが少ない場合は少しずつ継ぎ足し、レベルゲージで適正な量になればクルマ側の作業は終了です。
あとは『ちぇんじくん』のチューブを外し、付属のオレンジ色のノズルを取り付けます。すると、タンクに溜まった古いオイルを排出できるようになりますので、お住まいの自治体のルールに従って適切に処分してくださいね。

はい、オイル交換作業も無事に終了し、試走にやってきました。……が、すごい霧です(笑)。
今回入れたオイルは、AZ(エーゼット)の「CEB-002 5W-30 SP CIRCUIT」。夏に向けて、粘度をこれまでの20から30へ変更してみました。
とはいえ、自分はあまり違いが分からない男なので(笑)、エンジンの回りが鈍くなったとか、そういう変化は正直感じませんでした。ごく普通に快調です。
これはいつものことなのですが、エンジンオイルを交換した直後は「なんだかエンジンが静かになったなぁ」と感じるんですよね。これもプラシーボ効果なんでしょうか(笑)。
それでも、エンジンオイルを交換することは間違いなくエンジンにとってプラスですから、これからも定期的に交換していこうと思います。
そして今回使った『ちぇんじくん』ですが、自分としては手軽にオイル交換ができるのが一番の魅力でした。抜き取り量については少し気になる部分もありましたが、手軽さを考えると今後も使っていこうと思います。
今回はここまでです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



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